Dropboxでファイル共有

 そもそも「Dropbox」とは何なのか。

紹介記事:
PCで仕事”を速くする:第20回 Dropboxですべては解決してしまった - ITmedia Biz.ID

 知らない人のために簡単に言えば、複数のPCでのデータ同期が簡単に行えるサービスで2GBまでは無料で使用出来る。
 これまでのデータ同期と言えば同期ソフトを使ってUSBメモリにデータを入れ、そのUSBメモリを別PCに刺した時にそのPCと同期を取る、というものが主だった。

 しかしDropboxはひと味違う。
 ソフトをインストールすると「マイドキュメント」(Vistaの場合は「ドキュメント」)フォルダ内に「My Dropbox」というフォルダが作成され、この中に入れたファイルは自動的にサーバと同期が行われる。もちろん編集すればその結果も同期される。

 何が特筆すべきかと言うと、「同期」作業がリアルタイムで全自動に行われる事だ。
 よくある状況として、「急に出かける事になって同期作業を行ったが終わるまでに数分かかる」という場面があるだろう。これが面倒くさくて、「同期」を行わずに出かけてしまう事もあるはずだ。
 しかしDropboxなら「リアルタイム」で同期を行ってくれているので、何も考えずに出かける事ができる。ノートPCならそのまま持ち出せばいいし、別な場所にあるPCを使う場合にはDropboxのソフトをインストールして使ってもいいし、ブラウザからアクセスしてファイルをダウンロードする事もできるのだ。(この場合は自動的に同期してはくれないが)

 さらにDropboxはバージョン管理もしてくれる。過去の時点でのファイルも取り出せるので、うっかり上書き保存してしまった時などに便利だ。もちろん消してしまったファイルを復元する事もできる。

 しかも年間$99.99(月払いなら月額$9.99)を払えば、容量が2GBから一気に50GBまで増える。これだけあれば、多くのファイルを考えなしに放り込んでもほぼ大丈夫だろう。

 そんな素敵なDropboxだが、「Public」というフォルダにファイルを置く事で「ファイル共有」を行う事ができる。(他のDropboxユーザを指定したファイル共有も可能)
 この場合、まずブラウザでDropboxのサイトににアクセスしてログインする必要がある。

  1. 「Public」フォルダ内にある目的のファイルを表示する
  2. 目的のファイル名にマウスを重ねると右側に▼が表示されるのでクリックする
  3. 「Copy public URL」をクリックする

 これでそのファイルへアクセするURLが表示されるので、それをコピーしてメールなりBlogなりに貼り付けて知らせればファイル共有ができる訳だ。

 URLは基本的に「http://dl.getdropbox.com/u/ユーザNo/ファイル名」となる。もし「Public」フォルダ内にフォルダを作っていた場合には「http://dl.getdropbox.com/u/ユーザNo/フォルダ名/ファイル名」となる。
 このルールが分かっていれば、以後はいちいちブラウザからアクセスしなくてもURLを知る事ができるので覚えおくと便利だ。