mixiの狙いはむしろ個人情報なんじゃなかろうか

 mixiの新しいサービスは年賀状らしい。

日本郵政ミクシィと年賀状サービス

 日本郵政グループの郵便事業会社は交流サイト(SNS)国内最大手のミクシィと組み、インターネットを活用した年賀状郵送サービスを始める。ミクシィ会員1500万人が対象で、ネット登録すれば互いに住所を知らなくても年賀状が届く仕組み。SNS活用の郵便サービスは珍しい。ネット交流網を生かし年賀状離れに歯止めをかける。

 ミクシィ会員であれば、住所が分からなくても年賀状を送れる。送りたい友人を指定しミクシィに申請。ミクシィが相手の了承を得た上で、あて名などを印刷して郵送する。11月下旬にもサービスを始める。個人情報はミクシィが管理する。

日本郵政、ミクシィと年賀状サービス ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS

 これ、比較的好意的に受け入れられている印象。確かに他にあまりそういうサービスはないし、なかなかいいんじゃないかと思う。追随するところが出てくるかも。

 で、mixiの狙いは何なんだろうと思った時に、単なる「サービス」だけではなくて「個人情報」なんじゃないかと考えた。
 現状、本名や住所は適当に入れている人がほとんどだと思う。公開するかどうかは別にしても、「個人情報なんて入れないでしょ」という風潮がある気がする。まぁ「自衛」という意味から言えばもちろんそれは正しいのだが、ユーザー層(と、そのニーズ等)をしっかり把握したいmixiとしてはきちんと入力してくれる仕組みが欲しかったところなのではないだろうか。

 今回のサービスを受ける(自分が年賀状を受け取る)ためには、自分の住所氏名を入力する必要がある。
 「住所氏名が不正なユーザは退会させます」のような強圧的な施策ではなく、あくまで「自ら望んで入力させる」ための仕組みとして今回の年賀状はなかなか良いサービスなのではないだろうか。(もちろん純粋にいいサービスだとも思うし)